高額療養費

社会保険事務所で年金相談の順番を待ちながら、待合室のテレビを見ていた。やっていたのは参議院決算委員会で、共産党の畑野君枝議員の質問の場面。鳥インフルエンザについての質問が終わり、高額療養費に関しての質疑が始まった。
いったん自己負担額を医療機関の窓口で支払い、あとから限度額を超えた部分を申請して払い戻してもらう、という償還払いの方式をとっているため、申請漏れが山ほどあるということだ。その件に関して追求された坂口厚生労働大臣の答弁が、まったくとんちんかん。まだ議事録がアップされていないので記憶で書いているのだが、「ある人がいくつかの病院にかかっている場合、医療費の全部を把握できないので、償還払い方式になった」と言っていたのだ。
高額療養費の計算方法は、月ごと、医療機関ごと(総合病院は科ごと)、入院・通院別、となっていて、これは明らかに間違い。自己負担限度額が世帯の収入などによって分けられているので、償還払いじゃないと対応できないからでしょ。この発言は後に訂正されたのかどうか、自分の番が来て最後まで見ていなかったのでわからない。