「ハナコ」さんと「花子」さん

栃木県では、現在、プラスチックカード型の健康保険証への交換が行われている。すでに昨年の10月から、新規に資格を取得する人や、なんらかの変更のある人はカード型の保険証が発行されているが、すべての被保険者の保険証が2月いっぱいくらいで交換されることになる。現在の紙の保険証の有効期限は3月まで。
いままで世帯に1枚だったのが、ひとり1枚になり、クレジットカード大で持ちやすい、という点ではよいのだが、困ったことに、漢字フォントが完全でなく、氏名の漢字が出ない人は、氏名がカタカナで記入された状態で発行されてくる。人名漢字は制限されているのに、すべて入力できないというのは、いったいどういうシステムを使っているのだろう。戸籍や住民票も多くの自治体ですでにコンピュータ化されていて、人の名前に使える漢字はすべて入っているのだから、社会保険のシステムだけできないという理由はあるまい。「ハナコ」さんと「花子」さんは別人じゃないのか。